『バイオハザード』(2026)感想・レビュー【評価★★★★】

863本目の映画レビューは、2026年10月9日公開・ザック・クレッガー監督、 オースティン・エイブラムス主演の『バイオハザード』。 ナンバリングタイトルやアウトブレイクシリーズなどをひと通り遊んだ原作ファンの目線で、 極力ネタバレを避けつつレビューします。結論から言うと、非常に楽しめました。


良かった点

  • 中だるみが一切なく、次の展開が気になって最後まで飽きずに観られた
  • レオンやクリスのような超人ではなく、銃もろくに扱えない一般人が主人公で、ハラハラ感が段違い
  • 1人称視点や初期バイオを彷彿とさせるカメラアングルで、没入感と原作ファンならではの既視感が味わえる
  • ジャンプスケアも楽しめる、本来の「恐怖」を実写化したホラー映画になっている

最後まで飽きない、ノンストップのホラー体験

「もしも自分がラクーンシティに居たら?」を再現するような一作。

今までの超人バトルと違い、非力な一般人がアウトブレイクに遭遇した際の恐怖を描く。

本作で何より凄いと感じたのは、まったく飽きなかったことです。 中だるみがなく、次に何が起きるのか気になり続けるので、終始のめり込んで観られました。

ゲームとの差分を考えると「これはバイオハザードじゃない」という意見も理解できます。 それでも、ジャンプスケアを楽しみながら次の展開にハラハラドキドキできるのは、 ホラー映画として最高だと思うのです。


一般人が主人公だからこそ怖い

主人公のブライアンは、ろくに銃も扱えない一般人です。 だからこそ、化物が現れたときにどう動くのかとヒヤヒヤしますし、 同じ視点で観られるぶん、物語に没入しやすくなっています。 レオンやクリスのような超人主人公ではない点が、この面白さに拍車をかけていると感じました。

ゲームのバイト6くらいになってくると、キャラクターがみんな強すぎて怖くないんですよね。

あの作品はアクションが強かったことも要因として挙げられますが…。


錠前を破れないし、明らかに化物が出てくるトンネルを通らないといけないし、階段は一生登らされるし……。


ブライアンにはずっと同情してました(笑)


原作ファンがニヤリとする演出の数々

1人称視点のカメラアングルや、初期のバイオハザードを彷彿とさせるアングルがいくつも取り入れられ、 没入感と「あのゲームの感じだ」という既視感の両方が得られる見せ方が最高でした。

グリーンハーブや救急スプレーなど原作好きなら気づくアイテムが配置されていたり、 錠前がめんどくさすぎて嫌になる場面には同情しかなく、思わず笑ってしまいました。

アンブレラ社は今作でも最低ですし、ラクーンシティはどんな世界線でも被害に遭うのかと同情してしまうほどです。

やっぱり、あの製薬会社が害悪ってわけ……。


まとめ

これまでの実写映画化とは違い、バイオハザード本来の「恐怖」を実写化した点を高く評価したい一作です。 原作ファンはもちろん、ホラー映画好きにもおすすめできるため、評価は★★★★としました。

何度も言いますが、「こんなのバイオじゃない!」と言いたい気持ちはめちゃくちゃわかります。

ゲーム準拠で考えたら、プラーガみたいな化物がラクーンシティに蔓延っている時点で違和感ですし、Gっぽいあれになっちゃうのもなんとなくバイオをかじった人がそれっぽく付け足した要素に感じるのも理解はできます。

でも、ゲームと同じような扱いにしようと思えば思うほどチープに思えてしまうので、別ベクトルでバイオハザードの世界観を広げた本作は素敵だなと感じた次第です。


最後に一つ。

Fワード多すぎでは?w


#鳴海の映画部屋

#バイオハザード