【ネタバレあり】856本目 サンダーボルツ* │ 例の◯◯について話をしましょう……。
映画レビュー/概要
856本目 サンダーボルツ*
2025年
監督:ジェイク・シュライアー
主演:フローレンス・ピュー
※ネタバレ注意※
◎バッキーかっこよすぎ!!!!!バイクの登場、重火器使っている時、車を吹き飛ばす時、殴っている時、全部かっこよすぎてイケメン!!!!!!!!!!
◎そのくせ食洗機でアーム洗っているのも笑える。笑いも提供するのにうまいことチームの型を作り、長年MCU界を支えてきた先輩としての安定感が観ている人に与えられる。
◎チームが徐々にまとまっていくのがガーディアンズやアベンジャーズのようで、凸凹メンバーがうまいこと噛み合い始める展開は今作でも非常に楽しめる。
◎フローレンス・ピューの演技最高すぎ。エレーナがチームの中心軸として動いてくれたのは大正解だった。
×この作品で唯一許せないのはタスクマスターの扱い……。ここだけは長文にしてお気持ち表明したくなる。
近年のMCUでトップクラスに好き
「ヴィランが集まってチームになる」というワードだけで、映画好きな方々は『スーサイド・スクワッド』を彷彿させるのは無理もないことでしょう。
そもそも同じヒーロー作品界隈における代表作でもありますし、「なんだ、マーベルも同じことをやるのか」くらいな感覚になってしまうのですが、これはやってくれて本当に良かったと思っています。
エレーナを中心に物語がスタートし、ポイ捨て要因のキャラクター達が一同に集まりお互いに殺し合い。
ボブが出てくるところは全然良いんですよ。むしろボブはモブっぽい感じがしていたのに、徐々に親近感湧いてくるのが凄いです。
さて、色んな方が「え?」となったシーンについて速攻で語らせてください。
今回は多分長い文面になりそうですね。
エレーナはジョン・ウォーカーに狙われ、ジョン・ウォーカーはゴーストに狙われ、ゴーストはタスクマスターに狙われ、タスクマスターはエレーナが狙う。
この流れめちゃめちゃ最高だなと思いました。
過去に映画やドラマで出てきた悪役キャラクターが一同に介し、お互いに殺し合いを始める。
ヒーロー同士の喧嘩は既に『シビル・ウォー』で観ていましたが、こうして過去に出てきた敵キャラが戦いあうのって最高じゃないですか!
なのに……タスクマスターの扱いが雑すぎる!!!
『ブラック・ウィドウ』で登場したタスクマスターが、ちょっと衣装も変わってビジュアルいいじゃんなんて思ってたら銃で撃たれて死亡。
あまりにも雑すぎる……。
こんなんだったら出てほしくなかったですね……。
MCUでは毎作品新しいヴィランが出ては倒されるか敗走する、ということが繰り返されてきました。
正直あまり印象に残らずに去っていくキャラクターも居ますが、折角生き残ったのなら別の場で活躍とかしてもらった方がスッキリします。
その証拠に、今回のゴーストの活躍はめちゃめちゃ嬉しかったですし見どころ満載で最高でした。
ジョン・ウォーカーについても同様で、しっかりヒーローするようになっている後半とか、キャプテン・アメリカになったとは言わないまでも、彼なりに正義を貫こうとしていく姿勢はちょっとぐっと来ました。
例え一作品しか出ていない敵キャラと言えども、キャラクターはできれば大事に扱って欲しいと思うのは鳴海個人の考えではありますが、そのキャラクターが退場する時は”特別な意味”を持って欲しいと思ってしまいます。
後半でセントリーに殺されてしまうとかの方がまだ納得できます。悪が悪を倒してしまう、という構図は強さの強調になりますし。
ただ殺されて武器を提供するだけなら、登場しない方がまだ良かったんじゃ……と、この作品の中でも序盤に痛烈な印象を残してしまうため、折角それ以降の掛け合いが楽しかったのに「タスクマスター……お前……」となりながら見るので、100%楽しめながら見れないんですよね。
いうてもMCUの中で1作品の敵として描かれていたキャラなだけに、あまりにも残念な終わり方。これが一番今作で嫌だなと思ったポイントでした。
はー、一回吐き出せた。
SNSではネタバレになるので書けないため、ここでぶちまけちゃいました。
さてさて、話題を変えます。
エレーナの父であるレッド・ガーディアンは前作からも引き続きコメディ枠で最高でした。パパほんと好きです。
彼が殺伐とした雰囲気を明るくしてくれるのと、未だに「昔の俺は~」と老害化しているのがまたいいんです。
これ、年齢を重ねるうちに「昔は良かった」なんてことを言いたくなる気持ち、今なら凄いわかります。
だからこそ今を充実させたいという気持ちは同じです。
そして今回登場したボブ。
彼とメンバーが戦うシーンはかなりDCのアクションに近いものを感じましたが、いいんですよねこういうド派手に戦ってくれるの。
最後にバッキー。
全てのシーンが神です。
コメディ、アクション、立っているだけでも良い!!!
バッキー贔屓みたいな感じで書いちゃってますけど、本当に最高でした。
虚無空間に入っても、「良い思い出しかない」と言える辺りも最高です。
絶対にそんなことは無いのに、今ではそう言えるようになった、と解釈できるのでちょっと涙腺に来ました。
最終的に鳴海の目に涙を浮かべさせたのは、
・ボブを全員で抱きしめるシーン
・一般市民を助けるために、全員で崩れてきた壁を跳ね返そうとするシーン
ここ2つはマジでぐっと来ました。
ヴィランだった面々が、自身の過去から逃げず前に進んでいこうとする場面に立ち会えていることが嬉しかったです。
物語全体で観た時に、一気にボルテージが跳ね上がりまくるというシーンは多くは無かった気がしますが、全編通して一箇所を除き(タスクマスターの話は一生引きずります、例え新しい原作寄りのタスクマスターが出てきても一生言います)満遍なく楽しかったので、2時間20分程の時間があっという間でした。
ということで、★5つ(鳴海個人レベルでの最高に好きな作品群)にはタスクマスターの件があって届かずでしたが、とても楽しめた作品なので★4つです。
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